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水道代はなし


アイルランドに来て衝撃的だったのは、水道代がないということです。これも雨の多い国だからということでしょうか。確かに日本のように、夏に干ばつになって節水するなどという心配とは無縁の国です。
都市や町村の中心地で水道管が通っている地域では、一定以上の水の使用量を越えると水道代が発生しますが、私たちのように家が点在するような田舎では一軒一軒の家に井戸が掘ってあるために、水道代がありません。

我が家にももちろん井戸があり、地下深くから冷たくておいしい水を供給してくれます。
町中に住む人が我が家に来た時にお茶を出すと、「紅茶がおいしい!」と喜ばれます。これは、一重に水のクオリティーのおかげです。

都市や町村の水道管理は各州が行っており、湖や川からの水を浄化して各家庭に水道管を通し、支給しています。しかし、州によってはこの水道管理がずさんで、ここクレア州のエニスやお隣のの州にあるゴールウェイ市周辺の水道水は、誤ってそのまま飲むと腹痛を起こすほどひどかったことも過去にあり、深刻な問題でした。

水道代がないとどういうことが起こるかというと、水に対してとてもルーズになります。歯を磨いている間も水は出しっぱなし、食器を洗っている途中で電話がなっても水を止めずにそのままおしゃべり、シャワーは15分、20分、一度も止めずに浴びるというようなことが起こってきます。
日本では「水は地球の大切な資源」と言いますし、古くから「水罰」という言葉もあるほどですが、アイルランドでは「水がもったいない」という感覚があまりありません。
洗濯にはお風呂の水を使う、食器洗いも効率よく水を無駄に使わない、と母に厳しく言われて育った私にとっては、このアイルランド人の水に対するルーズさがカルチャーショックだったと同時に、最初はかなり抵抗がありました。

アイルランドの水は硬水ですが、基本的には水道水は飲み水として利用できます。「アイルランドに行くたびにシャワーの水のせいで髪の毛がガサガサになる」と言う日本の友人もいますが、私はもう慣れてしまって何の不都合もありません。日本に帰ると、逆に日本の軟水が妙にサラサラしているように感じて、こちらの方に違和感を感じます。


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