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周辺の動物


フィークルに住んでいると、さまざまな野生の動物たちに遭遇します。例えば、窓の外をふと見ると野うさぎ(Hare)が道の真ん中できょとんとしていたり、はたまた牧草地を駆けていったりということは日常茶飯事です。いつも決まってうさぎ(Rabbit)のいる場所があるかと思えば、ねずみ(大きいものはRat、小さいものはMouseと言う)はよく車の前を足早に渡っていくし、長くてふさふさのしっぽを垂らしたきつね(Fox)が、何の警戒心もなしに牧草地を歩いていたりもします。
また、黒い体に白のラインの入ったアナグマ(Badger)も決して珍しい動物ではありません。よく車道に迷い出ては動きが鈍いのと目が良くないために逃げ道を見つけられず、いつまでも車の前を懸命に走っていたりします。



文字通り、穴を掘ってねぐらとするアナグマ


他にもまれにテン(Pinemarten)を見かけることがあります。夜行性なのでめったにお目にかかれませんが、その異様な体つきにドキッとしたことは何度かあります。このテンは非常に獰猛で、特にニワトリを飼っている人にとっては大敵です。一晩でテンに全てやられた、という話を何度も聞いたことがあります。また、私は一度も見たことがないのですが、小川の近くにはカワウソ(Otter)も現れるそうです。川がきれいだとマスなどの魚がいて、それを狙って現れるのでしょう。昔は野生の狼もいたそうですが、家畜を襲うなど被害が多かったために大量に殺され、絶滅してしまったそうです。
フィークルでも標高の高い地域になると、時折鹿(Deer)が道路に飛び出してくることもあります。こんな場所には「鹿に注意」のサインが立っていますが、飛び出されたら注意のしようがありません・・・。実際、夜中に車を走らせていたら突然大きな鹿が脇から飛び出し、車のボンネットに一瞬乗ったかと思うとそこからまたジャンプして反対側の林の中に消えていった、という体験をした友人もいます。



アイルランド原産の鹿、ケリー赤シカ(Kerry Red Deer)


牧畜用のフィールドは人間によって管理されているとはいえ、たいていの場合空っぽか牛や羊が放たれている程度です。小さな林があったり、丘のくぼみに低木が群生していたりもするので、これらの動物たちにとって安全で住みよい場所を見つけるのはそう難しいことではなさそうです。人間の方も、これらの動物を保護するでも徹底的に追い払うでもなく、結果的にバランスのとれた関係の中で共生している様子が、自然体でいいなあと思います。



大家さんの昔ながらの干し草刈り


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